メールからウィルスに感染しないために

本日は、メールからコンピュータウィルスに感染しない方法の一つをお話したいと思います。
それは、「敢えて送信を依頼していない限り、拡張子がexe の添付ファイルは、絶対に聞かない」というものです。
拡張子というのは、ファイルの種類を示すものです。ファイル名の末尾につきます。ワードファイルであれば「〇〇.docx」ですし、エクセルファイルであれば「〇〇.xls」です。拡張子「exeのファイルは、パソコンに直接命令できるファイルです。そして、パソコンは、命令を受ければ、何でもできます。つまり、拡張子「exe」ファイルは、何でもできます。若干不正確ではありますが、拡張子「exe」ファイルがあるからこそ、皆さんは、いろんなソフトをパソコンにインストールして、便利さを味わうことができます。
しかし、何でもできるということは、皆さんにとって不都合なこともできます。
たとえば、情報流出でもできます。
さて、思い出してください。皆さんがソフトをインストールするとき、どうしてらっしゃいますか?
パッケージを確認してCD-ROM等を買いますよね。ダウンロードをするときにも、ダウンロードサイトからダウンロードしますよね。
つまり、ソフトを添付ファイルでもらうことは、皆様が敢えて依頼しない限り、普通はないはずです。
したがって、皆様が「拡張子exeファイルを送ってくれ」と依頼しない限り、拡張子exe ファイルをメール添付で受け取ることはあり得ません。
よって、依頼をしていないのに、拡張子「exe」ファイルをメールで受け取った場合、絶対に開いてはいけません。それは、情報流出ソフト、つまりコンピュータウィルスなのかも知れないのです。
ただ、拡張子exe ファイルが危険であることは有名です。
そのため、ウイルスをばらまく方も、頭を使ってくることがあります。
1つめは、圧縮ソフトの利用です。
圧縮ソフトを使うと、圧縮状態においては、「exe」 以外の拡張子となります。
たとえば、「lzh」「zip」などです。解凍してはじめて「exe」が出てくるのです
が、解凍前が「lzh」 「zip」だと、安心してしまい、解凍後の拡張子まで気を配ら
ない方が多いようです。
2つめは、拡張子の偽装です。
たとえば、「〇〇doc.exe」など、前の方だけみると、ワードファイルであるかのように偽装することがあります。
しかし、末尾が「exe」 だと、ワードファイルではなく、拡張子exe ファイルということになります。
つまり、一見すると「zip」 ファイルであるうえに、解凍後も、拡張子exeファイル以外に見えたということです。
皆様も、重々お気をつけください。