いよいよ暖かくなってきました。

 いよいよ暖かくなってきました。
 最近は、ゆっくり読書する時間が無いのですが、ふと自宅を整理している時に、過去に読んでいた小説たちがでてきました。
 学生の頃は、村上春樹さんにはまった時期もありましたが、今思うと、深く味わっているというよりも、その世界観を何となく楽しんでいる程度だったのかなと思います。今、改めて読んでみると違うものを見られるだろうと思います。
 夢中になって読んだ印象があるのは、真保裕一さんの「奇跡の人」です。はまったと言っても、内容の詳細を忘れてしまってはいるのですが、記憶をなくした主人公が徐々に記憶を取り戻していき・・・という話だったように思います。この小説は、ドラマ化されており、主題歌は山崎まさよしさんの「僕はここにいる。」です。この歌は、大好きな歌のひとつですが、ドラマ「奇跡の人」を見ていなかったので、ドラマの主題歌であったことは、ずいぶんと後から知りました。好きな小説が原作のドラマに、好きな曲が使用されていると知ったときは、ちょっとした興奮でした。
 ちなみに、真保裕一さんの本では、「繋がれた明日」も好きです。19歳で殺人を犯してしまった人が主人公なのですが、罪を犯すこと、周囲の目、人のつながり等、普段、刑事事件とも接していることもあるのか、多くのことを考えさせられ、また、素直に、いろんなことを感じられます。もちろん、刑事事件に携わっていなくても、楽しめる作品です。こちらも、ドラマ化されているようなのですが、それを知ったのは、ドラマの放送が終わった後でしたので、今度DVD等を探してみたいと思います。
 小説は、私にとっては、実社会では、決して自分で体験することができない、他の人の考え方や人生を追体験することができ、世界を広げてくれる貴重な存在です。また、時間ができたら、ゆっくり小説模索でもしたいなと思っています。