最近、脱法ドラッグが原因と見られる事故が連続して発生しています。
被害者の方々にとっては、本当に痛ましく辛いことです。
脱法ドラッグは、法を免れる為に次々と新しい合成をするからこそ、どのような薬効が現れるか分からず、とても危険であるという話を聞いたこともあります。現時点で、法で規正できない化学構造の薬品だとしても、それが安全であるとか、使っても大丈夫という証拠には全くもってならないどころか、とてつもなく危険なものであるという認識を改めて共有する時が来たのではないでしょうか。

仕事柄、刑事事件に接していますし、事件に関するニュースにも意識的に目を通していますが、覚せい剤大麻、麻薬等、薬物に関する犯罪は比率的にも多いというのが実感です。
また、特別な人だけではなく、ごくごく普通に生活をしている人たちにも、蔓延してきていますし、初使用が低年齢化してきてもいます。

薬物は、人生を変えてしまいます。心身共にむしばんでいく恐ろしいものです。
私は、もっと、学校教育等でその怖さを教えるべきなのではないかと思います。興味本位で手を出してしまうことが、薬物使用の第一歩なのです。「少しなら大丈夫。」と言う考えは通用しません。

自分のことを守るために、大切な人を守るために、もう一度考えてみましょう。