「自炊について」


1年半くらい前に、弊事務所の黒木が「自炊」(所有している本をスキャナ等でPDFなどの電子データにすること)について日記を書いていました。
私も、数年前から、自炊をしております。
昔は、もう絶対に読まないけれども、捨てるには忍びないと判断した本を自炊しておりました。やはり、僅かでも読む可能性がある本は、PDFにしづらかったのです。

しかし、自炊をするペースより、本が増えていくペースの方が早く、次第に収納スペースが少なくなりました。そのため、もう少し多くの本を自炊しようと思いました。
今回、自炊対象にしたのは、以下のとおりです。
・1年以上読んでいない本
・辞書的に使える本(頭から読むべきではなく、必要な箇所にアクセスして読むべき本)

「1年以上読んでいない本」というのは、1年読んでいなければ、結局ずっと読まないのではないかという判断からです。万一、読みたくなれば、PDFで読める訳ですから、完全に読めなくなる訳ではありません。

「辞書的に使える本」というのは、OCR機能を活用したいという判断からです。私の持っているスキャナには、PDF化する際に、文字データを読み取れるようにする機能があります。これがOCR機能と呼ばれるものです。
文字データを読み取れるようにすれば、PDF内の文字を検索することができるようになります。そうなれば、調べたい文字列を入力すると、直ちにそのページに飛べるので、辞書的に使える本とOCR機能は相性が良いと思われます。

このような考えで、少しずつ自炊を進めたところ、私の本棚に入っていた本の半分くらいがPDF化され、本棚がスッキリしました。

皆様も、自炊を検討してみてはいかがでしょうか。