公衆電話の有用性

女子中学生が2年間行方不明になった事件で、行方不明になった方が無事に発見されたということです。事件の真相は現在のところ不明ですが、無事発見されたこと自体は、大変喜ばしいことですね。

さて、この事件で注目されているのが、公衆電話の存在です。
行方不明になっていた方は、公衆電話で助けを求めたということで、改めて公衆電話の有用性を知ったという方が多いようです。
たとえば、110番や119番通報には、硬貨もテレホンカード(テレカ)も不要ということを今回初めて知ったという方がいるようです。一部の公衆電話では、緊急通報ボタンを押さないと110番や119番通報できませんが、硬貨もテレカも不要ということに違いはありません。ちなみに、緊急通報ボタンを押しても、発信可能になるだけで(受話器から、通常の「ツー」という音が流れるだけ)、周囲にサイレン音が鳴る訳ではありません。万一の時には、遠慮なく緊急通報ボタンを押して通報した方が良いと思います。

また、公衆電話の電話回線自体に電気が流れているため、停電時でも、公衆電話からの通話は可能です。万一、停電してどこかに閉じ込められてしまった場合でも、公衆電話さえあれば、外部に連絡は可能ということです。

激減している公衆電話ですが、最低限の数は、残っていてほしいものです。