お花見

 富士宮市の「狩宿の下馬桜」で行われた「春の菜の花さくらまつり」に行ってきました。

 狩宿というのは地名で、建久四年(1193年)、源頼朝が、富士の巻狩の際に陣屋を設けた所であると伝えられています。 
 「狩宿の下馬桜」は、頼朝が桜の枝に馬をつないだと伝えられていることから、「駒止めの桜」とも呼ばれていたり、頼朝が山野を巡り歩くときに使っていた桜の杖を地面にさしたところ根付いたものだという伝説もあります。

 この桜は、樹齢800年以上といわれる国内最古のヤマザクラで、昭和27年3月に国の特別天然記念物に指定され、日本五大桜のひとつでもあります。

 おまつりの名前のとおり、周囲の菜の花もとてもきれいに咲いていて、ビタミンカラーが目に鮮やかに映り、パワーをもらえました。

 おまつりは4月の14日〜15日の2日間のみで終わってしまいましたが、まだもう少しお花を楽しめるようでしたので、お近くまで行かれることがある方は、ぜひ日本最古級の桜をご覧になってはいかがでしょうか。