ブログ原稿「遠隔操作ウイルスの被害に遭わないために」2

今は,遠隔操作ウイルスによる事件が,世間を騒がせています。
そこで,前回に引き続き,遠隔操作ウイルス対策のうち,次に守るべき点についてお話しいたします。
それは,むやみに「はい」(「Yes」)を押さないということです。
パソコンを動かしていると,下のような「ダイアログボックス」が出てきて,「はい」か「いいえ」をクリックするように求められることがあります。

上の画像のように,日本語で書かれている場合には,安全か否かの判断ができるでしょう。

しかし,ダイアログボックスは,日本語で書かれていても,カタカナ語が多くて意味不明だったり,外国語で書いてあったりする場合があります。
そういう場合でも,つい,何となく「はい」や「Yes」をクリックしたくなるでしょう。ウイルス作成者は,そういう心理をついてきます。「ダイアログボックスをごちゃごちゃ書けば,大抵の人は,読まずに『はい』を押すだろう」とウイルス作成者は思っている訳です。
ですから,ダイアログボックスが出てきた場合は,むやみに「はい」を押してはいけません。必ず,よく読んでください。なお,「いいえ」ボタンも必ずしも安全ではないので,意味不明だったら,右上の×印を押すとか,キャンセルボタンを押すようにしてください。
他にも,注意していただきたい点は,数多くありますが,今回は,この1点をお守りいただくよう,お勧めいたします。