歯列矯正で大変なこと


ブログでも投稿しているように、私は、現在、歯列矯正を行っております。
 そこで、歯列矯正の大変なところについてお話ししたいと思います。

1 歯列矯正の方法選び
  まずは、歯列矯正の方法を選ぶことが大変です。
  以前、お話したように歯列矯正には、様々な方法があります。また、同じ方法を取るにしても、人によっては、歯を抜くか抜かないか、どの歯を何本抜くか等を決めなければなりません。
  私は、通常のブランケット矯正方法で、上下2本ずつ歯を抜くことに。このとき、矯正方法については、矯正が十分に可能かどうか、普段の生活に支障はないか、矯正期間、最終的な出来栄えを検討しました。歯の裏側に矯正器具を付ける方法は、舌の邪魔になって話づらくなること(弁護士としては大変なところ)、矯正期間が1年以上延びること、十分な効果が得られない可能性があること、マウスピース矯正は、私の歯並びには十分な効果が見込めないことから選択肢から外しました。また、歯を上下2本ずつ抜かないと、顎に綺麗に並ばないこと、そのまま矯正すると出っ歯になる可能性が高いこと、親不知が残っていること等から歯を抜くことにしました。さらには、歯を抜くに当たっては、多少仕上げ及びかみ合わせが悪くなるものの、虫歯治療をした歯を優先して抜歯することにしました。
  このように歯列矯正を始める前から、自分に合った方法をしっかり検討する必要があります。歯科医と相談しながら決めましょう。(なお、私は、治療開始後に抜歯する歯を変更しました。)

2 矯正器具の違和感、痛み等
  まず、矯正器具を付けると歯を無理やり動かすことから、歯が痛くなります。私は、前歯が当たるだけで痛みがありましたし、奥歯でしっかり噛むこともできず、流動食中心の食生活になりました(数日で痛みは治まりますが、矯正器具の調整は、1カ月に1回程度行いますので、毎月痛むことになります)
  矯正器具を付けると、口の中に常に異物が存在する状態になり、かなりの違和感があります(しばらくすれば慣れますが・・・)。また、矯正器具に押され、少し唇が前に出てしまいます。
  食事をするときにも矯正器具が邪魔になりますし、唇の形がいつもと変わっていることから、唇を頻繁に噛んでしまいます(これは抜歯した時も同様です)。なので、しばらくは矯正器具の違和感と口内炎の痛みで、食事が全く楽しくありません。
  
3 歯磨きが大変
  矯正器具に食べ物がよく詰まるため、食後のうがい、歯磨きが欠かせません。また、通常の歯ブラシでは、矯正器具の掃除がうまくできませんので、矯正器具用の歯ブラシを使います。矯正中に虫歯が見つかると、矯正を中止して治療に専念しなければならなくなり、矯正期間が延びてしまいます(抜歯する歯に虫歯ができたのであれば、放置することもあります)。そのため、時間を掛けて念入りに歯磨きをして、虫歯を防ぐ必要があります。
  
4 費用が高い
  また、歯列矯正は、小児矯正を除いて、通常、保険が効かないので費用が高いです。50万から100万円程度の費用が掛かります。

  このように歯列矯正には、大変な点が多いですが、歯列矯正にそれだけの苦労をするだけの価値があるのだと思います。ともかく、歯列矯正を考えている方は、歯科医と相談することをオススメします。